来てくれて嬉しい気持ち、ありがたい気持ち、どうやって参加したんだと戸惑う気持ち、毎日忙しいのにあんたなにやってんだと呆れる気持ち、なにより、誰にも気づかれなかった驚き。いろんな気持ちがないまぜになった私に、堀井さんは言い放ちました。「あなたなら絶対気づかれちゃうわよね!」。悔しい!
だから私もチャレンジしたんです。今後は私の登場を警戒するだろうから、絶対に来ないと思われるところに行かなくてはならない。お、堀井さん近々函館で朗読会を行うじゃない。よし、行こう。
京都から合流する女友達に事情を話すと、彼女も函館に同行してくれると言う。いやあ、ありがたい。強行スケジュールは必至だったので、ひとりでは不安でもあったから。
旅程はこう。日曜日の朝6時42分のバスで京都から伊丹空港へ。函館への直行便だと朗読会に間に合わないので、8時半の飛行機でいったん札幌へ。乗り継いで函館到着が11時35分。朗読会は13時から。よし、間に合う!
旅の続きは次号。それまでポッドキャストで堀井さんが豊橋に現れた「OVER THE SUN」エピソード158を聴いて待ってて!
※AERA 2023年11月6日号