山崎まさよし

 シンガーソングライターの山崎まさよし(51)が10月21日に水戸市で行ったライブで、所属事務所はチケット代金の払い戻しを行うと公式サイトで発表した。トークばかりで歌う曲数が少なかった、などとSNSで騒動となり、主催者側も観客から抗議が来たことを認めている。「本人もだいぶ反省しているようだ」と関係者は明かすが、歌う曲数が少なかったということで返金義務は生じるのか。

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 騒動となったのは、水戸市民会館 グロービスホールで開催された弾き語りのライブツアー「YAMAZAKI MASAYOSHI “ONE KNIGHT STAND TOUR 2023”」。SNSでは山崎が「今日はあまり歌いたくない」「ファンと会話を楽しみたい」などと発言したとされ、話している時間が多く、2時間半で8曲しか歌わなかった。9日の神奈川県座間市でのツアー初回公演では倍にあたる16曲ほどを歌ったとされる。

8曲というのは考えられない

 泣きながら「歌って」と叫んだファンがいたなど、一部の観客が不満をあらわにしたことなどがSNSで騒動となり、所属事務所のオフィスオーガスタは公式サイトで「当初予定していた内容と異なる公演となりましたため、ご希望のお客さまにおかれましては、チケット払い戻しの対応をさせていただきます」と返金することを公表し、「この度は、みなさまにご迷惑とご心配をお掛けしましたこと、深くお詫び申し上げます」と陳謝した。

 水戸公演の主催者は取材に、「なぜこうなったかの詳細を確認中」とだけ説明したが、抗議の電話などが寄せられていることを明かした。

 今後のツアーの主催者らも8曲という異例の曲数には驚きを隠さない。

 次回のライブは11月2日に名古屋公演を予定しているが、関係者によると18曲を歌う予定で決まっているという。

「水戸の公演がなぜああなったかは分からないが、事務所からも騒動についてのお詫びがありました。同じツアーでの公演で歌う曲数は大きく変わるはずはないので、8曲というのはちょっと考えられません」(関係者)

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國府田英之

國府田英之

1976年生まれ。全国紙の記者を経て2010年からフリーランスに。週刊誌記者やポータルサイトのニュースデスクなどを転々とする。家族の介護で離職し、しばらく無職で過ごしたのち20年秋からAERAdot.記者に。テーマは「社会」。どんなできごとも社会です。

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ライブで歌う曲が少ないというだけで返金義務は生じる?