山本佳奈(やまもと・かな)/1989年生まれ。滋賀県出身。医師
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 日々の生活のなかでちょっと気になる出来事やニュースを、女性医師が医療や健康の面から解説するコラム「ちょっとだけ医見手帖」。今回は「新型コロナワクチン」について、鉄医会ナビタスクリニック内科医・NPO法人医療ガバナンス研究所の内科医・山本佳奈医師が「医見」します。

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 10月初旬、サンディエゴ郡内にある大手ドラッグストアで、新型コロナウイルスワクチンを接種しました。今回、私が接種したのは、アメリカで優勢となっている株EG.5や他の新たな変異種に対して効果が期待されている最新の新型コロナウイルスワクチンです。

 接種することに決めた理由としては、最後のコロナワクチン接種から1年が経過してしまうこと、そして、昨年の秋、コロナに罹患した際の想像以上に辛かった思い出があったからです。

 アメリカでは診療所やクリニックだけでなく、ドラッグストアでもワクチン接種を受けることが可能です。街にいくつも支店を構えているドラッグストアの方が、私にとってはアクセスがいいことから、ドラッグストアでワクチンを接種することに決めました。CNNの9月の記事 (※1)に、「大手薬局チェーンでは、すでにワクチンの予約を開始している」と記載されていたことを思い出し、早速、インターネットで、大手ドラッグストアのワクチン予約のサイト (※2)で予約を取ることにしました。

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