撮影/写真映像部・佐藤創紀

電源のある店を探して

 制限時間などのルールが明記されていない場合はどうしたら?

「混雑具合にもよりますが、1時間程度はいいんじゃないでしょうか。追加注文をするのは基本的には売り上げに貢献するのでいいと思いますが、店によります」(高井さん)

 そもそも、なぜカフェで仕事をしたくなるのだろう。カフェではなく図書館を使えば無料なはずだ。高井さんは言う。

「図書館はどこにでもあるわけではないので、短時間使いたいときは向いていません。Wi-Fi環境が十分に整っていない施設が多いのもネックでしょう」

 さらに、図書館は飲食ができないが、カフェなら食事しながら仕事ができる。自由度がより高く感じる。

「店の雰囲気を楽しみながら仕事をできるのが、カフェに行く醍醐味(だいごみ)ではないでしょうか」(高井さん)

 高井さんオススメのカフェは抹茶や日本茶が楽しめる「ナナズグリーンティー」だ。同店によると、全国に出店しているが、首都圏では比較的新しい、自由が丘、所沢、調布、柏、錦糸町の5店舗で、電源を用意しているという。腰を据えて仕事ができるコンセプトの店ではないが、おいしいお茶を飲んでリフレッシュできる。

 電源のあるカフェを探すなら、無料の検索サービス「DENGEN CAFE(電源カフェ)」が便利だ。情報提供などをもとに、首都圏を中心とした全国各地の充電できるカフェやレストランなど9500店舗を掲載している。アプリやウェブから、GPS、駅名検索で、充電できる店を探すことができる。

 サイトの公開を始めて13年。運営会社社長の林大勇(だいゆう)さんは言う。

「最近のカフェは、電源があるばかりでなく、より作業のしやすい席が出てきました」

ついたてのある席も

 スターバックスコーヒーには、自習室のような半個室の席のある店舗がある。ついたてがあると隣の人が気になりにくい。

暮らしとモノ班 for promotion
大人のリカちゃん遊び「リカ活」が人気!ついにポージング自由自在なモデルも
次のページ