例えば、AKB48の「Everyday、カチューシャ」っていう曲であれば、前奏からAメロが始まるまでに、<タイガー ファイアー サイバー ファイバー ダイバー バイバー ジャージャー…>っていうフレーズをファンがみんなで叫ぶの。

 これは、もうアイドルのライブではおなじみの光景。

「しん」は、この「MIX」に大きく関係している。つまり「しん」は、「Cheeky Parade」の「MIX」のフレーズを一部抜粋した言葉なんだよね。

「Cheeky Parade」の「MIX」は、こんな感じ。

「ライオン トラ チーター ラタラタ ラトラーター サイ ゴリラ ゾウ サゴーゾ サゴーゾー 栄養 栄養 栄養 栄養 カプサイシンって知ってるー? 栄養過多で脂肪肝」

「しん」は後半に出てくる「カプサイシン」の「シン」からとっている。「なんで、その部分だけ抜粋したの?」って思われるだろうけど、ボクの中では「カプサイシン」って言葉がすごくかわいかったんだ。最後の「シン」の響きが特にね。

 語尾につけると、言葉が少しマイルドになるのも、大好きになったポイントのひとつ。やっぱり、「大嫌い」よりも「大嫌いだしん」にしたほうが、クリームを入れたコーヒーみたいに言葉が優しくなるでしょ。

 最初は、仲の良い友人との会話で使う程度だったけど、そのうちSNSでも使うようになった。その結果、今に至るってわけ。まさか、こんなにも長期間使い続けているなんて(笑)。昔を振り返るとびっくりするね。

 あと、「Cheeky Parade」っていうアイドルグループを、いつまでも忘れたくないっていうのも、ボクが「しん」を使い続ける理由のひとつ。7年間、必死で応援していたグループだったからね。これからも「Cheeky Parade」の存在を再確認していきたいから、できるだけ長く「しん」を使い続けていくつもり。

 今後、さらに多くの人に「しん」が広がっていくといいなー。だから、みんなも遠慮せず、もっともっと使って良いしんよ?

(構成/AERA dot.編集部・岡本直也)

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