だって、いくらバラエティー番組とはいえ、会話が淡々と進んでいるような場面で、急に「◯◯だしんよー」とかって話し始めたら、周囲から変な人だと思われちゃうでしょ(笑)。

 ただでさえ、ボクは、普通にしているだけで、「声が高い」「スキンヘッド」「毛深い」といった「ボケが渋滞している」状態なのに、さらに、会話に「しん」を入れちゃったら、強引にボケまくっているように見えてしまって、誰も絡んでくれなくなっちゃう。きっと、真面目な話なんか一切ふられなくなるよ。

 だから、プライベートの会話でも使うことは、ほとんどない。初対面の人とかだと、そもそも知らない可能性もあるんだから、ボクのほうから率先して使うことなんて絶対ないね。「しん? なんですか、それ?」なんて言われるのも悲しいし。

 つまり、「しん」は、会話にはまったく向いていないの。会話で使うというよりは、SNS用語的な言葉だと思ってもらったほうがいいかもしれないね。

 だから、ボクが会話の中で使わなくてもあんまり残念がらないでほしいなー。もし、ボクに「しん」を使ってほしいなと本気で思うんだったら、「クロちゃん、今日は何をしているしんか?」とかって、そっちから話しかけてくれると助かる(笑)。それなら、ボクも返しやすいから(笑)。

「カプサイシン」がかわいかった

 そもそもだけど、なぜ、ボクは「しん」を使うようになったのか。

 きっと、まだ知らない人もたくさんいるだろうから、由来などを含めて、一応、説明しておくね。

 実は、「しん」には、2018年に解散した「Cheeky Parade(チィキィパレード)」というボクの大好きなアイドルグループが深く関係している。

 アイドルのライブって、曲の前奏や間奏、サビなどで、ファンが決まったフレーズをリズムにのせて叫んだりする「MIX」っていう流れがあるんだけど、わかるかな? 合いの手みたいなものを想像するとわかりやすいかもしれないね。

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