――若手の有望株が多い中、根尾投手の人気は特に凄いですよね。
ドラゴンズファンだけでなく、球団の垣根を越えてスーパースターになる可能性を秘めた選手だと思います。根尾投手の予告先発が発表されると、球場のボルテージが違う。投手として成功してほしいですが、打撃との二刀流が大きな魅力なので、今後の活躍をファンの方々と共に期待しています。
――なかなか白星がつかない時期は、ファンから手厳しいヤジが飛ぶ時もありました。応援団長としてどのような心境だったでしょうか。
ドラゴンズを愛するファンの気持ちは様々だと思います。ただ、我々団員に対しては試合の勝敗に関わらず、スタンドを後にするファンの方々から「お疲れ様」「今日もありがとう」と声をかけていただくことが多く、その労いの言葉が我々にとって大きな励みとなっています。過去には10点のリードをひっくり返された時(2017年7月26日のヤクルト戦)など悔しい試合はありましたが、前向きな気持ちは変わりません。これは私一人だけでなく、応援団の仲間全員が同じ気持ちです。
――立浪監督はチーム再建に向けて期待の大きさゆえに、逆風が強くなっています。
与田剛前監督が退任された時、僕は立浪監督が誕生してほしいと個人的に感じていました。現役時代から応援していたスーパースターですし、強い中日を取り戻してほしいという思いがありました。いろいろな意見があることは理解していますが、我々は立浪監督を信じてサポートするしかないと考えています。