私が表に出ることで、批判のお声もいただくこともありますが、顔を出して、面と向かって言ってくる人はいないので、そういう意見は気にしなくていいかなと思っています。
私はもっといろんな意見や考え方、価値観が尊重される社会になればいいなと思っています。古い価値観がなくなることが多様性なのではなくて、新しいものも古いものもいろんな意見があっていいよね、というのが本当の多様性なんだと思います。
「自分は理解できない」と考えがあるのはいいけど、「こうあるべき」という自分の価値観を他人に強要したり、人の歩もうとしているのを邪魔したりというのは間違っていると思います。
どうしても価値観が異なる人というのはいます。「自分とは違うけどこういう人はいるよね」「存在を認めてあげよう」という絶妙なことができるのが大人なんだと思います。
多様な価値観をお互いに認めてあげられる社会になってくれればいいなと思っています。
(構成/AERA dot.編集部・吉崎洋夫)