そういう声を受け止めてあげることで、悩んでいる人も安心できるみたいです。お友だちや親とかに相談しづらい悩みでも、芸能人くらいの距離感だと打ち明けられることがあるように感じました。
講演会でも番組の収録でもYouTubeでも、性のこととか、多様性のこととかで自分の意見を求められるようになったと思います。私もセクシャリティについて発表して以来、自分の思いがより伝えやすくなったというのはあります。必要とされるのであれば、私はそれに応えていきたいと考えています。
以前はどこか自分に自信がないところがありました。自分の性の悩みを公表してから、様々なご意見をいただいて、すべてを鵜呑みにするわけではないですけど、「その通りだな」と思うところもあって、自信をなくしたりすることもありました。
だけど、ファンの方々から「勇気をもらった」「自分らしく輝いて」というお言葉をいただいて、講演やテレビなどのお仕事をいただく中で、自分の役割について見えてくるものがあって、少しずつ自信が出てきました。自分の軸が前よりも定まってきたと思います。
最近「かわいくなった」「イキイキしている」なんて言われることがあります。内面のキラキラみたいなものが、外見に出ているとしたら嬉しいですね。