SHUNTO ライブを重ねると、自然とセットリストが固まってくるでしょう。でも、どんどん新しい楽曲を試すほうが次に作る曲にも良い影響があると思ったので、東京のSUMMER SONICでは僕が強く推して、初めてフェスで「Softly」(アルバム『BE:1』に収録されているMANATO、RYUHEI、JUNON、LEOによるユニット曲)をやりました。屋内のステージなのだったので、しっとりとした「Softly」は絶対に合うと思った。実は社長に「『Softly』を入れるのはどう思いますか?」と聞いたら、「別の曲を抜いて『Softly』を入れるのは今のタイミングじゃないかもしれない」と言われたんですが、「でもやりたいんです!」と(笑)。スタッフさんとも大分話し合いました。
JUNON 大分長く話し合ったよね。
SHUNTO 僕は「Softly」がやりたくて仕方なかったんです。
SOTA SHUNTOは歌わない曲だから「やりたくて」はちょっとおかしいけど(笑)。でもSHUNTOがそう思ったのも、自分が見る側になって考えた時、「BE:FIRSTがここで『Softly』をやったら格好いい」という確信が持てたからだと思うんです。だから、理想のBE:FIRSTに近づくための勝負として、「Softly」をやることはすごくいいと全員が思ったんです。僕らが何に困るって、(持ち時間の制限があるときに、セットリストから)抜く曲がないんです。
SHUNTO 決まるまでは結構紛糾しました。最終的に社長が「やらないで後悔すると、その後悔は一生残るからやってみてもいいんじゃない?」と言ってくださいました。
MANATO サマソニはいろいろなお客さんが来るイメージがあるので、それを踏まえても「Softly」は良いと思いました。いろいろなフェスやイベントに出させていく中で、客層に対する経験値が増えていったことも大きい。
JUNON サマソニでやらなかった曲を期待してくれた方や、やった曲を聞いて気になってくれた方は、秋からのアリーナツアーに来てもらえたら嬉しいですね。
MANATO セットリストもそうですが、7人が本当に多くのことを吸収してきて、各々がBE:FIRSTになる前に培ってきたものもたくさんあって、自分たちのやりたいことを表現する時期になっているのだと思います。
RYOKI ライブを通して、グループ全体のバイブスを伝えるアベレージがとても高くなった気がしています。7人全員がどの曲でも高いパフォーマンス力を発揮できていると思う。
LEO それは今、すごく感じる。チーム全体が、いい感じだよね。
(構成 ライター 小松香里)
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