―制作過程では、作詞作曲を担当したSKY−HIとRyosuke“Dr.R”Sakaiと、ディスカッションを重ねた。
MANATO:これまではトラックと歌詞を同時にもらって、プリプロで調整することが多かったんですが、今回は社長が書いてくれた歌詞を土台に、英詞をどうするかや、トラックの細かい調整まで、コレオグラフ(振り付け)のイメージと同時進行で作っていきました。社長とSakaiさんとセッションするみたいなスタイルでした。メンバーからもたくさん意見が出ました。
RYUHEI:毎回、ダンスも大切にしていることがあるし、RYOKIくんはラップ部分の、英語詞と日本語詞の対比にこだわっていたよね。
RYOKI:言語は違うけど、同じメロディーラインで同じ意味のラップ詞を作って、面白みを生みたかった。メイド・イン・ジャパンの音楽として日本語を大切にすると同時に、世界につなげるためには英語の歌詞がある曲にしたかったんです。日本語と英語をナチュラルに融合できたと思っています。僕たちの曲が世界に届いて、世界に日本語が浸透していったらおもしろいな、と思っています。
RYUHEI:英詞も含めた語感の気持ち良さ、ヒップホップ調のトラックに日本語の歌詞がうまく乗った時の気持ち良さがミックスできていると思う。ボーイズグループの曲としては珍しい方向性かもしれませんが、そこにBE:FIRSTの強い意志がある。この曲が持つ迫力に負けないような“力”を込めて、作り上げました。
(構成/ライター・小松香里、写真・写真映像部 高野楓菜)
※AERA 2023年9月18日号より抜粋