BE:FIRST(撮影/写真映像部・高野楓菜)
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 BE:FIRSTの4thシングル「Mainstream」が9月13日リリースされる。吸収することだらけ、やりたい楽曲だらけと語る彼らが、強い意志を込めた。AERA2023年9月18日号から。

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―4thシングルのタイトルは、「Mainstream」。7人の「いま」が詰まった楽曲だ。

SOTA(22)ソウタ/2001年1月18日。神奈川県生まれ(撮影/写真映像部・高野楓菜)

SOTA:1stアルバム「BE:1」でいろいろなジャンルの音楽に挑戦して、ツアーをやる中で、たくさんの発見があったんです。曲によってさまざまな感情を放出したし、改めて「Milli−Billi」や「Boom Boom Back」といったヒップホップチューンをやる時の、攻めのテンションが自分たちに向いているなとも感じました。次に出す楽曲についてメンバーと話す中で、「日本でまだ浸透していない音楽はたくさんある。現行のヒップホップをやるというより、そういう楽曲を自分たちなりに蘇らせるのはどうだろう」という話になり、いま、ボーイズバンドとして一番格好いい形でリリースできたらいいね、と考えるようになりました。

次の「音楽」を提示する

SHUNTO(20)シュント/2003年9月1日。愛知県生まれ(撮影/写真映像部・高野楓菜)

SHUNTO:メンバーと食事に行けば、絶対に次に出す曲の話になっていたよね。

SOTA:ツアー中、NewJeansやXGといったK−POPのガールズグループが新しいサウンドアプローチを打ち出している状況に、悔しさを感じたことも大きかった。BE:FIRSTが次の「音楽」を提示したいと思っていました。良い意味でピリピリしながら、メンバーと模索している感じでしたね。

SHUNTO:そういう日々を重ねて、自分たちの方向性に確信を持てるようになった。そして「行動するなら今だよね」という話になり、映画(初のドキュメンタリー映画「BE:the ONE」)の撮影で韓国に行った時に、全員で社長(SKY−HI/日高光啓)に話しに行きました。

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