ジュリー氏とは同い歳だという「ジャニーズ性加害問題当事者の会」代表の平本淳也氏はこう話す。

「私がジャニーズに在籍していた当時は、お互い中学生でした。ジュリーさんはすごくやさしくて気がきく人でした。彼女もタレント活動をしていて、『3年B組金八先生』では、としちゃん(田原俊彦)とマッチ(近藤真彦)と一緒にクラスメート役で出ていました。その前から、親のコネがあるからいろんな番組に出ていましたね。ただ本人が役者をやりたいというよりも、母親のメリーさんにやらされている感じでした。その後、ジュリーさんはフジテレビに就職した。だから、フジテレビとは特に結びつきが強いんです」

  同会副代表の石丸志門氏はジュリー氏についてこう話す。

「ジュリーさんは役者としては結局、芽が出なかった。フジテレビを辞めてジャニーズ事務所に戻ってきてから、しばらくお茶くみの仕事をしていました。そして、当時のメリー副社長からマネジメントの英才教育を受けるわけです。メリーさんはどこに行くのにもジュリーさんを連れて歩いていた。でも、ジュリーさんのライバルになったのがSMAPを育てた飯島三智さんでした。ジャニーさんは最初は飯島さんに後を継がせたいと思っていた節があった。でもメリーさんと飯島さんはそりが合わず、結果的に、飯島さんを追い出してしまった。そうした経緯があって、ジュリーさんが後を継いだという流れです」

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「資産は全部、補償につぎ込むくらいでやってほしい」