DAIGOはDAIGOでも「"ウィッシュ"じゃない方」といえば、人の心を読み、操る技術「メンタリズム」を駆使するメンタリストのDaiGoさん。そんなDaiGoさんが、男性脳・女性脳の特徴とその違いについて分析しているのが本書『男女脳戦略。』です。
男女脳の見極め方は右手。男性脳の場合、右手の薬指が人さし指よりも長く、女性脳の場合は、人差し指のほうが薬指より長いといわれます。男性脳は理論的・システム的に物事を考え、女性脳は言葉の裏にある感情を重視。男女脳には相反するそれぞれの特徴があるといいます。
DaiGoさんは本書について「生まれ持った脳の違いに人間の『心理』を掛け合わせたものが、私が使っているメンタリズムによる男性脳、女性脳のタイプ分けであり、『男女脳戦略。』です」と説明します。
そんな同書の中で、DaiGoさんは「合コンが盛り上がらないのは、男女脳に違いがあるから」と指摘。なんと、「合コンが報われない理由は、99%脳の違いが関係する」というのです。最近の合コンで、「イマイチ盛り上がらなかった」という経験をした、特に「男性脳」の皆さん、ここから集中してください。
男性脳の皆さんは合コンで、感情をベースにコミュニケーションをしようとする女性脳の方の前で、下記のような会話や行動をしていませんでしょうか。
・理屈や理論、数字やデータ、スペックなどが主体となった話題を持ち出す
・一発芸や王様ゲームなど特別な企画を仕掛ける
こうした「過ち」について、DaiGoさんはこういいます。
「男性陣が空回りしてシラけてしまう合コン――よくあることですが、これも多くは男性が男性脳的なアプローチだけで仕切ろうとすることに原因があります。的外れな盛り上げ方をしてしまうから、寒い雰囲気になってしまうのです。女性は合コンという場においても、お互いに心の中にあるものを見せ合って共感が得られるような、何気ない自然な会話をしたいと思う傾向があります」(本書より)
つまり、スペック中心の会話やゲームなど、「企画」で盛り上がろうとする発想は、男性脳のものさしで測ったもの。何気ない会話を求める女性脳の人は、どういった会話・行動を求めるのかを考えるべきなのだそうです。
DaiGoさんは、男性脳の人に対して、「意識して自分の感情を吐露するような話をする」「相手の話からその気持ちを推し量って受け答えをする」ことを本書ですすめています。
女性脳を理解し、それに応じた行動をすることでより良い合コンになるのかもしれません。