WONWOO「プレーヤーは僕たちなので」　音楽・動線・演出…ステージのためにかける熱意

自分をアップグレード

――デビューから8年。トップランナーとして走り続けられているのは、「常に自分自身をアップグレードさせていこう」という意識のたまものだ。

WONWOO：最近、日本語を勉強しています。もともと、3、4年前にも勉強していたのですが、コロナ禍で先生と会えなくなったりして、中断せざるを得なくなり、この春からまた始めました。自分の中で言語の学習熱が高まってきているので、いずれは日本語の他に、英語や中国語も学びたいです。言語のセンスには自信がないんですけどね。

VERNON：あははは！（“なんで？”と言いたげなWONWOOの表情に気づいて）いや、正直でいいなあと思って。

WONWOO：僕、のみ込みは早いんですよ。入力は早いのですが、おしゃべりな方じゃないので、出力が難しいんです。目標は旅行をするのに困らない程度の日本語力をつけることです。

VERNON：僕はたくさんの音楽を聴いたり、本を読んだりして自分自身をアップグレードさせています。本といっても、漫画が多いですけど。

WONWOO：でもこの前、小説を読んでいたじゃない？

VERNON：堂々と公言するほどは読んでいないから……。小説を読む努力はしている、とだけ言っておきます（笑）。

WONWOO：僕がいくつかおススメしてあげないと、だね。

VERNON：ぜひお願いします。

――これからの目標は？

VERNON：これからも僕たちの等身大の思いや状況を歌にして届けていきたいです。

WONWOO：これまでも多くのコンセプトに挑戦してきましたから、特別にやってみたいというコンセプトはありません。それよりも、13人のメンバーたちと幸せな気持ちで、音楽をし続けること。青春をし続けること。それを何より大切にしていきたいです。

（ライター・酒井美絵子）

※AERA　2023年9月4日号より抜粋

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