優勝が決まった瞬間、グラウンドに駆けだす慶応の選手たち(撮影/写真部・松永卓也)

 最後まで、全身全霊で野球を楽しんだ後輩たち。その姿を、女性はこう振り返る。

「とにかく、めちゃくちゃまぶしかった。あのキラキラな思いをもったまま、社会に旅立ってほしいです。でも一人ぐらい、プロになりたい!って思う子が出たら楽しみだなーって、野次馬OGとしては期待しちゃったり」

 今回、SNS上で冷ややかな声が上がるほど、母校愛に火をつけた慶応の卒業生たち。その裏には、球児たちの溢れんばかりの輝きがあった。

(AERA dot.編集部・大谷百合絵)

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大谷百合絵

大谷百合絵

1995年、東京都生まれ。国際基督教大学教養学部卒業。朝日新聞水戸総局で記者のキャリアをスタートした後、「週刊朝日」や「AERA dot.」編集部へ。“雑食系”記者として、身のまわりの「なぜ?」を追いかける。AERA dot.ポッドキャストのMC担当。

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