結婚期間が長い熟年離婚の場合
熟年夫婦など、付き合いが長いカップルの間には、男女の仲を超越した慈愛のようなものが存在しており、「残りの人生を自分のためだけに生きたい」のように、別れる理由の質が異なります。突き詰めると離婚したいのではなくて、むしろ結婚を維持するために「別居したほうがいいと思う」というケースもままあります。円満にことを進めるには、お互いが幸せであるためには“物理的に”何がいちばん効果的なのか? という発想が大切です。
離婚しても相手に感謝する
長年連れ添った夫婦には共有する記憶がたくさんあるため、自分のことを相手のほうがよくわかっていたりもします。婚姻関係を解消したとしても貴重な存在であることには違いないので、そこはリスペクトしたほうがいいですね。
嫌いだけど、迷惑だけど、それでもこの人から何か学ばせてもらった、それはありがとうね……という感謝の気持ちを持つことは、人間関係の引き寄せ全般に関わる大事なポイントです。
実をいうと、毎日嫌な気分のまま夫婦でいるよりも、ひとり暮らしをして多くの友人と楽しく過ごすほうが認知機能は上がります。老後の孤立を避けるためにも、若いときから友人をたくさんつくっておきましょう。
(構成 生活・文化編集部 端 香里)