慶応の強力打線を牽引する渡辺千之亮(撮影=写真映像部・馬場岳人)
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好カードが続く大会第6日。第3試合は全国でも屈指の激戦区を勝ち抜いた慶応が登場し、北陸(福井)と対戦する。

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 慶応は167チームが参加した神奈川大会を勝ち抜き、春夏連続出場。準決勝では強豪・東海大相模を相手に14安打12得点で六回コールド勝ちと圧倒し、大会3連覇を目指した横浜との決勝では、2点を追う最終回に逆転して勝利を収めた。

 打線の核は渡辺千之亮だ。準決勝では2点本塁打、決勝では九回の逆転3点本塁打と2戦連発。大会12打点はチーム最多と、打率は3割に満たないもののここ一番で勝負強い。

 渡辺千の前を打つ1、2番も頼もしい。丸田湊斗は俊足で打率6割超のリードオフマン。2番の八木陽は5二塁打に3三塁打と、大会で放った10安打の内8本が長打。チーム最多の5犠打と小技も巧みだ。渡辺千ら中軸を前に出塁して相手にプレッシャーをかけたいところだ。

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