今や10代の必需品となったスマートフォン。しかし、子どもの使い方は気になりますよね。どのような方針で持たせたらいいのか、大きな悩みです。4人の子ども全員を東大理III(医学部)に合格させた佐藤ママこと佐藤亮子さんの最新刊『三男一女東大理III合格! 佐藤ママの子育てバイブル 学びの黄金ルール42』から一部抜粋して、子どもの成績を伸ばす、親のサポート法を紹介!第四回目は、第3章「成績がぐんぐん伸びる!小中学生の宿題・テストのサポート法」から黄金ルール26「スマホには断固とした態度を!子どもは『やめたい』と思っている」を公開します。
【第四回】スマホには断固とした態度を!子どもは「やめたい」と思っている
今やスマホは10代の必需品です。連絡手段として携帯電話を持たせている親御さんも多いと思います。一方で、スマホにはまってゲームやSNSに何時間も使ってしまう子どもも少なくありませんよね。だから、今の時代、スマホ対策は子育ての要だと思います。
結論から言いますと、スマホやゲームには親は子どもに断固とした態度をとることが必要です。特にこの先の大学受験を乗り切りたいならば、勉強すべき大事な時間を奪われていることに早く気づかないといけないと思います。中毒や依存症になっているような子どもには「スマホのまん中に五寸釘を打って壊す」くらいの態度で臨んでください。
かくいう私もスマホにはまったことがありました。世の中の子どもたちがなぜ、そんなにゲームにはまるのだろうと思って、長女がまだ高校生だった2014年に実際にパズルゲームをやってみたのです。
そうしたら面白くて、面白くて……。なんと、6カ月間もはまってしまいました。それまでは、朝、家族を送り出したら新聞を読んでいましたが、ゲームの続きをやりたくて、まずスマホを手にとるようになっていました。あと20ページほど読めば犯人がわかる推理小説も読まないまま、6カ月間、ひたすらゲームにはまったのです。それほど魅力的でした。
でも、あるとき、「人生の折り返し地点を過ぎているのにこんなことをしている場合じゃない!」と思い、300ステージ近く進めたゲームのデータを、泣きそうな気持ちになりながらも、意を決して消しました。