竹中唯さんと竹中亮太さん(篠塚ようこ)
竹中唯さんと竹中亮太さん(篠塚ようこ)
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 AERAの連載「はたらく夫婦カンケイ」では、ある共働き夫婦の出会いから結婚までの道のり、結婚後の家計や家事分担など、それぞれの視点から見た夫婦の関係を紹介します。AERA 2023年7月17日号では、フリーランスライターの竹中唯さん、精密機器製造メーカーで人材成長支援施策の企画推進に携わる竹中亮太さん夫婦について取り上げました。

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2016年、夫30歳、妻27歳で結婚。

【出会いは?】2014年、共通の知人の紹介で出会う。

【結婚までの道のりは?】出会った後2人で数回会い、会話のテンポや笑いのツボが合って意気投合し、2カ月後に交際スタート。「ずっと一緒に居続けられるんだろうなぁ」という夫の予感どおり、2年5カ月後に結婚。

【家事や家計の分担は?】妻は料理と買い出し、掃除、片付けを、夫は洗い物と車の運転、通信環境の整備、IT機器の設定を担当。財布は一緒で、家計簿アプリですべての費用を見える化している。

妻 竹中唯[35]フリーランスライター

たけなか・ゆい◆1988年、長野県松本市出身。国立大学卒業後、団体職員として働く。結婚後、事務職に就き、副業でライターを始める。2019年に独立してフリーランスライターになり、主に企業紹介、採用活動、観光などの取材・執筆を行う

 会社員時代に副業でライターを始めたきっかけは、インスタグラムでした。会社の仕事が少なくて、このまま何もしないで年を取るのは嫌だと思っていたころです。

 ライターを本業にしたら、自分をどこまで伸ばせるんだろうと想像しつつ、会社員という安定収入を手放す勇気はなかなかわかず……。そんな私の背中を押してくれたのが夫でした。夫曰く、本当にしたいことをしたほうが我が家にとってもハッピーだ、と。家計をメインで支えてくれるおかげで、私は自分が貢献したいと思う分野を選んで取材と執筆にあたれています。

 私は、あれこれしたいと思うものの、一人だと行動に結びつかないタイプなんです。実際夫と出会う前の休日は、何もしないまま過ぎていました。それが一変して、願望が実現するようになったのも夫のおかげです。言うならば、企画・立案は私で、調査・計画は夫という感じでしょうか(笑)。いくつになっても、一緒に楽しくいろんな経験を重ねられますように。

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