学問の世界は果てがない。萩野さんは今そう実感していると言う。
「書店には山ほど書物があり、読みつくすことなんてできません。でも興味のあることを知ろうとすれば、次の扉が開きます。次、次、と思いながら学ぶことは純粋におもしろいですね」
（文／神 素子）
萩野公介さん
1994年生まれ、栃木県出身。作新学院高校、東洋大学卒。生後6カ月から水泳を始め、2012年、17歳で初出場のロンドンオリンピックでは400m個人メドレーで銅メダル、16年のリオデジャネイロオリンピックでは400m個人メドレーで日本人初の金メダル、また200m個人メドレーで銀メダル、4×200mフリーリレーで銅メダルを獲得。21年東京オリンピックと3大会連続で出場。同年現役引退。22年4月、日本体育大学大学院体育学研究科博士前期課程体育スポーツ文化社会学コースに進学した。
※AERAムック『大学院・通信制大学2024』より
朝日新聞出版
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