pecoさん(撮影/写真映像部・松永卓也)

「『ryuchellpecoを縛り付けている』『pecoはまだ若いし、次がある。ryuchellは放してあげて』といったお言葉をいただくことがありますが、これは本当に苦しい言葉です」

「私はryuchellにお願いされて、一緒にいるわけではありません。縛り付けられて、『新しい家族のかたち』になったわけではありません」

「ryuchellから男性が好きという告白を受けて、私がそれを受け入れて、いまの家族のかたちを2人で決めました」

 昨年8月にryuchellさんとpecoさんが婚姻解消を公表したときから、pecoさんはryuchellさんに対する感謝の言葉を繰り返し述べていた。pecoさんは自身のインスタグラムで婚姻解消を報告したとき、こう投稿していた。

<わたしにとってりゅうちぇるは、誰が何と言おうと最高の彼氏だったし、最高の旦那さんだったし、息子の最高のパパだし、そして兄妹のようなともだちのような、時にはお母さんのようなそんな存在だけど、わたしは何よりもまず、りゅうちぇるという人間そのものがだいすきです>

<打ち明けてくれた瞬間、ひどいとか、最低とか、だましてたの?とか、ほんとうにそんなことは思わなくて、それはりゅうちぇるがほんとうにたくさんの本物の愛をくれたからだと思います。そんなりゅうちぇるだからこそ、これからも人生のパートナーとして家族として、いっしょにいたいと思える>

 ryuchellさんとpecoさんは婚姻解消を公表した直後に、AERAdot.のインタビューに応じている。ryuchellさんへの批判やpecoさんへの同情の声があふれている中で、新しい家族のかたちを選択したことに「後悔はないのか」と筆者はpecoさんに尋ねた。すると、pecoさんは「半年の話し合いで、間違っているんじゃないかと思ったことも何回もあったし、いっぱい泣いた」としながらも、こう答えた。

「だけど、過去のことをさかのぼっても仕方ないことで、それでもこうやって一緒にいられるということは素晴らしいことだと思っている」

「ステキな夫婦になろうね、といって積み上げてきたものが、ゼロになって壊れるのではなくて、そこから新しく土台をつくって、またステキな新しい良い家族にやっていこうね、といまから積み上げてやっていけばいいと思っています」

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