息子はゆでたまごとかオムライスとかが好きなので、よくつくってあげます。頻繁には使いませんが、冷凍食品のカボチャとコロッケが好きで、たまにリクエストがあるので入れてあげます。

 気を付けているのは、最低3種類のお野菜を入れることです。幸いなことに息子はお野菜を食べてくれるので、バランスのいいお弁当を意識してつくっています。

 SNSを見ていると、オシャレなお弁当をよく見ますね。ちょっとした彩りのためにあまり見慣れない野菜などの食材を使ってつくっている人がいます。とてもステキなお弁当だと思いますが、私は最低限のお弁当をつくることを心がけています。私にとって馴染みのない食材は入れたりしません。

 インスタグラムのストリーに毎日のお弁当を載せています。単に日々のお弁当を紹介しているだけではなくて、「載せるほどでもないお弁当を載せよう」という裏テーマを持ってやっています。

 SNSにはキレイなお弁当は山ほど出てきます。こういうのを見ると、気にしないようにしていても、どこかで気後れするようなところがありますよね。普通のお弁当って写真映えしないから、SNSでは全然流れてこないんですよ。

 だから、私のような料理が得意ではない人でも、日々お弁当をつくっていれば、これくらいの普通のクオリティのお弁当はつくれますよ、ということが伝えられればなと思っています。私の普通のお弁当を見て、「こんなもんでもいいよね」と見てくれた人が気楽になってくれればな、なんて思っています。

 先日、私のインスタグラムを見ているおばちゃんから声をかけられて、「pecoちゃんのお弁当、全然キラキラしていないから大好き」と言われて、すごく嬉しかったです。でも、上手なお弁当を載せているわけではないので、「毎日見ているよ」と言われると、ちょっと恥ずかしいですね。

 YouTubeでも、たまに料理の動画を投稿しています。これも料理が得意ではない人に「これくらいのクオリティなら私もできる」と思ってもらいたくてやっています。普通に食べられればいいと思ってやっているので、「めっちゃおいしい、これ」というものではないです。料理が得意ではない人の“希望のひかり”になれたらいいなと思っています(笑)。

(構成/AERA dot.編集部・吉崎洋夫)

暮らしとモノ班 for promotion
大谷翔平選手の好感度の高さに企業もメロメロ!どんな企業と契約している?