しかし、朝日を浴びることのない「遅寝・遅起き」や「昼夜逆転生活」は、人の体のさまざまなリズムを調整する「体内時計」を狂わせます。その結果、日中なのにボーッとしてしてしまったり、疲れやすくなったり、良質な睡眠がとれないなど、体調不良やメンタル不調の原因になってしまうのです。
とはいえ、一度クセになってしまった「夜更かし」をスッパリやめるのはなかなか大変なことです。夜型になった体は急には戻らず、少しずつ寝る時間を早め徐々に体のリズムを朝型に調整していくしかありません。
ポイントになるのは、「昼の行動を増やす」ことです。特別な運動をしなくとも、仕事、家事、散歩など意識して日中に動くことで、体をしっかりと疲れさせるのです。すると夜になれば自然と眠くなります。睡眠時間はしっかりとり、コロナ禍以前と同じ起床時間を維持しましょう。
(構成 生活・文化編集部 端 香里)