愛するパートナーの家族とはいえ、自分にとっては赤の他人。結婚後、義理の家族と良好な関係を築くのはなかなか難しいものです。姑が家事・育児に介入してくるパターンもあれば、妻の父親が一向に打ち解けてくれないパターンもあります。
義理の両親は穏やかなのに、兄弟や姉妹がライバル心をむき出しにしてくる場合もあります。それでもパートナーが自分の家族を大切に思っているようであれば、こちらも「仲良くしたい」という気持ちを持って接することは人間関係の基本です。
しかし、努力も空しく、義理の家族が節度を超えて干渉してくるようであれば、そのときはパートナーに仲介をお願いして、きちんと「線引き」することが大切です。ただし、この「パートナーの仲介」こそが、最初の関門だったりもします。
彼(または彼女)はその家で育っているため、家族の行動に違和感を持っていないことが多いのです。そこで、「線引き」は具体的に提示しましょう。
まずはストレスを感じる義理家族と会う機会を減らすことです。例えば、「正月は行くが、夏のお盆休みは帰省しない」「義理家族が来るときはホテルに宿泊してもらう」など夫婦でルールを決めるようにしましょう。
(構成 生活・文化編集部 端 香里)