クィディッチ エクスペリエンス

 魔法界のスポーツ、箒に乗ってボールを追いかける「クィディッチ」を観客の一員として応援できる参加型のアクティビティー「クィディッチ エクスペリエンス」もある。ここでは、クィディッチスタンドの席につき、スリザリン対グリフィンドールの試合を応援することができる。どちらかのチームの観客になるのかは迷いどころだが、歓喜に沸く場面やブーイングの場面など複数のシーンの動きを撮影し、白熱したクィディッチの試合の映像と合わせると、自分が魔法ワールドの一員としてハリーたちを応援している動画が完成する。

レストラン・カフェ・ショップ

ヘドウィグ(TM)ケーキ(税込み1500円)は、鳥かごを模したお皿もキュート。ヘドウィグと目が合って食べにくいのが難点?(撮影/写真映像部・高野楓菜)
ヘドウィグ(TM)ケーキ(税込み1500円)は、鳥かごを模したお皿もキュート。ヘドウィグと目が合って食べにくいのが難点?(撮影/写真映像部・高野楓菜)

 施設内にはタイプの異なる4つのレストランやカフェもあり、キャラクターそっくりのフードや英国の伝統的な料理も楽しめる。編集部のお勧めは、「ヘドウィグ(TM)ケーキ」(税込1500円)。クッキーでできた封筒を手にこちらを見上げるヘドウィグにフォークを入れる瞬間は胸が痛むが、クリームで再現されたフワフワの羽がストロベリーやバナナ、カスタードクリームを覆う、見ても食べても楽しめるケーキだ。

 もちろん、魔法界きっての名物ドリンク「バタービール」(税込1100円)も外せない。口の中でバター風味が広がり、ビールが苦手な人も飲みやすい。開放的な外のテラスでひと息ついたら、最後はハリー・ポッターショップとしては世界最大級だという「メインショップ」へ。7千以上の特注品や特別に調達した小道具で飾られる店内を見て回るだけで心が躍る。杖など7種類のアイテムには名前を入れてもらうこともできる。

「ハリー・ポッター」の世界観に浸り、映画スタッフたちのこだわりを間近に感じられるスタジオツアー東京。すべて見て回るには4時間以上かかるというが、日時指定の予約制なので、大混雑で見たいものが見られなかった、ということにはならないはずだ。「魔法省」「グリフィンドールの男子寮」「スリザリンの談話室」「ダンブルドアの校長室」「ハグリットの小屋」など、紹介できていないセットも少なくない。さらなる詳細は、9月発売予定の『ハレ旅東京』で。もちろん、ぜひ実際に足を運んで、魔法の世界を体験してほしい。

(生活・文化編集部 永井優希)

「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 - メイキング・オブ・ハリー・ポッター」(東京都練馬区春日町1-1-7)は、2023年6月16日オープン。公式WEBサイトでの事前予約が必要だ。大人(18才以上)6300円、中人(中学生・高校生:12~17才)5200円、小人(幼児・小学生:4~11才)3800円

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