「本当に(チェンジ社の)審査も甘いし、安易に役所がお墨付きを与えるはおかしい。法改正の意味が全くない」

 とさらに政府側の責任について尋ねると、河野太郎消費者相は、

「よく分からないうちに消費者が引っかかった後、破綻(はたん)しましたというのでは未然防止になりませんので、今のご指摘の点はちょっと私のところで責任持って今後の対応について検討をしなきゃいけないと思います」

 と語るにとどまった。

  Aさんは、

「賞をもらって、国の“お墨付き”という信用は大きかったです。改正預託法でどう変わるというアナウンスや、チェンジ社に対するチェックがもっと早ければ被害者も出なかった」

 と悔しさをにじませた。

(AERA dot.編集部 今西憲之)

▼▼▼AERA最新号はこちら▼▼▼