AERA 2023年7月3日号より
AERA 2023年7月3日号より

■タッチ決済で還元爆増

楽天ペイもおすすめ。楽天カードから楽天キャッシュへのチャージで楽天ポイント0.5%、楽天キャッシュから楽天ペイで払えば1%。チャージと支払いだけでアプリ提示による各社ポイント(0.5~1%)とは別に1.5%もらえるので、合計2~2.5%です。店を選ばず使えます」

 バーコード決済より強烈な還元率を提示するのが三井住友カード(VISA)の「Vポイントアッププログラム」だ。対象コンビニ(大手ではセブン-イレブンとローソン)やファミリーレストランに限定し、還元率を上げている。通常のカード決済によるポイントは0.5%だが、三井住友カードのVISAタッチ決済で4.5%上乗せ。さらに7月1日からは、iPhoneのApple PayかAndroidのGoogle Payにセットした三井住友カードで「スマホのVISAタッチ決済」をすると6.5%上乗せという選択肢も加わる。スマホでタッチ決済するだけでコンビニの買い物が合計7%還元!

丸山晴美(まるやま・はるみ、49)/節約アドバイザー、ファイナンシャルプランナー。旅行会社、大手コンビニの店長などを経て2001年に独立(写真:本人提供)
丸山晴美(まるやま・はるみ、49)/節約アドバイザー、ファイナンシャルプランナー。旅行会社、大手コンビニの店長などを経て2001年に独立(写真:本人提供)

 このプログラムでは、家族登録やSBI証券での資産運用、三井住友「Oliveアカウント」作成のうえアプリログイン等の条件を達成すると、前述の7%が最大17%まで跳ね上がる。

「セブン-イレブンとローソンには、三菱UFJカードで払って1千円につき最大10%相当のポイントをもらう方法もあります。ファミリーマートなどではセゾンパール・アメリカン・エキスプレスカードをQUIC Payで利用すれば2%還元」

 いずれも「知っている人だけが得をする」ものばかり。情報を制する者がコンビニでの買い物において勝者となる。(ジャーナリスト・大西洋平、編集部・中島晶子)

AERA 2023年7月3日号より抜粋

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中島晶子

中島晶子

ニュース週刊誌「AERA」編集者。「AERA」とアエラ増刊「AERA Money」の編集担当。投資信託、株、外貨、住宅ローン、保険、税金などの経済関連記事を20年以上編集。NISA、iDeCoは制度開始当初から取材。月刊マネー誌編集部を経て現職

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大西洋平

大西洋平

出版社勤務などを経て1995年に独立し、フリーのジャーナリストとして「AERA」「週刊ダイヤモンド」、「プレジデント」、などの一般雑誌で執筆中。識者・著名人や上場企業トップのインタビューも多数手掛け、金融・経済からエレクトロニクス、メカトロニクス、IT、エンタメ、再生可能エネルギー、さらには介護まで、幅広い領域で取材活動を行っている。

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