■海外ETFの投信
3位の「SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド」は、9000銘柄以上の株を自前で買っているわけではない。
米国市場に上場する全世界株式のETF「バンガード・トータル・ワールド・ストックETF」(ティッカーコード=VT)を買い付けている。これが「eMAXIS Slim全世界株式」との違いだ。
米国の巨大ETF、VTの運用に簡単に乗りたい人にはぴったりだ。特にVTに興味がなければ1位の「オール・カントリー」でOK。
なお、4位と5位の投信も海外ETF運用だが、こちらは「全世界株式とそっくりの値動きになるような3本のETF」を買い付けている。
本記事では、現行のつみたてNISAで一番人気の「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」でなく全世界株式を推している。eMAXIS Slim以外では「楽天・全米株式インデックス・ファンド」が大人気だ。
いずれも米国株100%のインデックス型投信だが、米国株の長期的な成長を期待するなら、もちろんS&P500や全米株式を選んでも問題ないことは申し添えておく。
編集/綾小路麗香、伊藤 忍
※『AERA Money 2023春夏号』から抜粋