
年会費の永年無料資格を得るため、初年度だけでも100万円の利用を目指すことを「100万円修行」と呼ぶ人も。
100万円と聞けば腰が引けるが、月8万3334円でクリアできる。公共料金やスマホ代をクレジットカード払いにまとめ、食費や日用品もカード払いを心がければ不可能な金額ではない。
通常の買い物利用では、一般もゴールドもポイントは0.5%。ちまたには常時1%以上のカードもあるため見劣りする。
ただ、ゴールドは100万円利用で1万ポイント贈呈の特典がある。買い物や公共料金の支払いでジャスト100万円利用なら通常0.5%分の5000ポイントに1万ポイントが上乗せされ、合計1万5000ポイントに。実質1.5%だ。
SBI証券でクレジットカードの投信つみたてをすると、一般は0.5%、ゴールドは1%。クレジットカードつみたては2023年4月現在、マネックス証券×マネックスカードの1.1%(年会費無料の場合)が最高なので、Oliveゴールドを使えばほぼ対等だ。
プラチナプリファード(以下、プラチナ)は初年度無料、2年目以降は年会費3万3000円と安くない。
その代わり通常の買い物での還元率は常時1%、100万円ごとの利用でもらえる1万ポイントの特典は年間最大4万ポイント。つまり買い物400万円までは実質2%を狙える。
SBI証券での投信つみたてにプラチナを使うと5%。なお、投信つみたての5%のためだけにプラチナを選ぶと月5万円のつみたてでも年会費で3000円の赤字が出る。
さて、どれを選ぶか。年100万円程度のカード利用+投信つみたてが月5万円なら「修行済み」のゴールドがお得。
カード利用が年200万円以上で投信つみたてもするなら年会費を払ってでもプラチナが断然お得だ。
投信つみたて月5万円を含めてポイントを実質利回り換算すると、カード100万円利用ならゴールド(年会費無料の修行済み)1.31%、プラチナ(年会費差し引き後)1.06%。同200万円利用ならゴールドは1%、プラチナは1.42%となる。