東証ETFの残高、本数は増えている。1995年に初のETFが誕生し、しばらくは1本しかなかった。2001年7月から本格的に上場が加速し、2023年3月末で283本。残高は59兆円を超えている。
個人投資家の保有額は計測開始の2012年時点で3649億円だったが、2022年7月時点で1兆3347億円まで増えた。一方、残高の大部分が日銀や機関投資家なのも事実である。
2023月末時点で283本から選べる東証ETF。ETN(上場投資証券)という金融商品も27本ほどあり、合計で300本以上に達する。ETNは、発行体の信用力をもとに、株価指数や商品価格など特定の指標に連動することを「保証する債券」のこと。欧米ではETF同様に活発に取引されている。
これら300本以上のETFやETNを一覧リストでチェックできて、銘柄検索も自在に行えると評判なのが、金融情報会社ミンカブ・ジ・インフォノイドと東証の協業で運営されている「みんかぶETF」。
「東証ETFの情報は、東証が運営する資産形成サイト『東証マネ部!』でも見られます。でも、ETFやETNに関するさまざまな情報の確認からETFの取引までスムーズにできるのは『みんかぶETF』だけです。
日本株、外国株、不動産など投資対象別にETFを探せます。また、信託報酬が低い順、分配金利回りが高い順、最低購入金額が低い順などの並び替えもできます。日本一使いやすいETFサイトを目指しています」
本家・東証のETFデータをそのまま引っ張ってきているので、正確さはお墨付き。ネット証券にも東証ETFの情報はあるが、はっきり言って情報量と精度に難がある場合も。
「みんかぶETF」の各銘柄から、主要ネット証券各社の該当ページに直接飛べるのも便利だ。
編集/綾小路麗香、伊藤忍
※『AERA Money 2023春夏号』から抜粋