藤竜也(ふじたつや)/ 1941年8月生まれ、神奈川県出身。国内外で話題を集め、報知映画賞主演男優賞を獲得した「愛のコリーダ」のほか、「村の写真集」「龍三と七人の子分たち」「台風家族」など100本以上の映画に出演。 山口果林(やまぐちかりん)/ 1947年5月生まれ、東京都出身。朝ドラ「繭子ひとり」(NHK)で主演デビュー。舞台、テレビドラマ、映画など多方面で活躍。2008年から広島・長崎の悲劇を語り継ぐ朗読劇を続けている。(撮影・伊ケ崎忍)「それいけ!ゲートボールさくら組」元ラグビー部仲間を演じる石倉三郎、大門正明、森次晃嗣、小倉一郎もゲートボールで魅せる。5月12日から全国公開。(c)2023「それいけ!ゲートボールさくら組」製作委員会
藤竜也(ふじたつや)/ 1941年8月生まれ、神奈川県出身。国内外で話題を集め、報知映画賞主演男優賞を獲得した「愛のコリーダ」のほか、「村の写真集」「龍三と七人の子分たち」「台風家族」など100本以上の映画に出演。 山口果林(やまぐちかりん)/ 1947年5月生まれ、東京都出身。朝ドラ「繭子ひとり」(NHK)で主演デビュー。舞台、テレビドラマ、映画など多方面で活躍。2008年から広島・長崎の悲劇を語り継ぐ朗読劇を続けている。(撮影・伊ケ崎忍)「それいけ!ゲートボールさくら組」元ラグビー部仲間を演じる石倉三郎、大門正明、森次晃嗣、小倉一郎もゲートボールで魅せる。5月12日から全国公開。(c)2023「それいけ!ゲートボールさくら組」製作委員会

 ベテラン俳優たちが織りなす人情喜劇「それいけ!ゲートボールさくら組」が5月12日から公開される。ゲートボールに初挑戦したという主演の藤竜也さん(81)とヒロイン山口果林さん(75)が語り合った。

【映画「それいけ!ゲートボールさくら組」の場面カットはこちら】

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──芸歴60年の藤さんと50年超の山口さんだが、共演は今回が初めて。高校時代にラグビー部だった桃次郎(藤)はある日、マネジャーだったサクラ(山口)に再会。彼女の窮地を救うため、かつてのラグビー部仲間と共にゲートボールで再起を図ろうとする。

藤:ゲートボールはこの映画が初めて。だから、撮影前にクラブに入って、相当うまくなってから出たいと思ったんです。それを監督に言ったら「みんな何もできないところから始めるのでできなくていいんです」と。ただ、「CGで球はどこにでも自由自在ですから」と言うので「それはいいな」と思っていたんですが、実際は全然、自由自在ではなく、「球はきちんと入れてください」って。多い時は10回ぐらいNGを出しました。

山口:私もスティックが重くて驚きました。事前に練習はされたんですか?

藤:家の近くの公園で少し。あとは現場で。コツコツ練習していました。ボールを打つだけだったらみんな撮影期間中の練習で入るようになったんですが、(チーム競技なので)戦略が高度らしい。僕たちは台本どおりに動いていましたけど、全くわかりませんでした。ゲートボールは高齢の方が気楽にやっている印象でしたが、相当トレーニングしないとダメだと知りました。でも、ゲートボールができる場所って意外と少ないんですよね。

山口:いろんなところでロケをしましたね。埼玉県東松山、神奈川県相模原……。

藤:千葉県の奥のほう(苦笑)。皆さん自分の車で通勤していましたけど、私も1日6時間ぐらい車の中にいたことがありました。石倉三郎さんと「この現場通いを乗り越えられたら自分を褒めてやりたい」って言い合っていたくらい遠かった。

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