松岡茉優
松岡茉優
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 7月からスタートするドラマ「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」(日本テレビ系)で、主演を務める女優の松岡茉優(28)。松岡が演じるのは、卒業式の日に生徒の誰かに突き落とされる高校教師。始業式の日に遡り、生徒30人と向き合って真相を突き止めていく学園サスペンスで、松岡は教師役に初挑戦する。

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 本作は2019年に放送され人気を博した菅田将暉主演ドラマ「3年A組-今から皆さんは、人質です-」(同)を手掛けたプロデューサーと監督が参加。さらに、7年ぶりの民放連続ドラマとなる芦田愛菜が生徒役で出演することもあり、注目が集まっている。ただ、SNS上では「松岡茉優だとなんか地味」「主役のオーラを感じない」など厳しい声も見受けられる。松岡の地上波連続ドラマ主演は20年放送の「おカネの切れ目が恋のはじまり」(TBS系)以来となるが、注目のドラマで主演俳優としての存在感を発揮できるか。

「もともと、演技力に定評のある松岡さんですが、最近の出演作でも好演しています。昨年放送されたドラマ『初恋の悪魔』では二重人格者役で、表情やセリフのトーンで異なる性格を演じ分けるだけでなく、一瞬にして人格が変わったこともわかる高い演技力に称賛の声が集まりました。また、4月までWOWOWで放送された主演ドラマ『フェンス』では、沖縄を舞台に性的暴行事件の真相を追う雑誌ライターという骨太な役を熱演。今回の主演ドラマも重たそうな役柄ですが、難しい役を演じてきた松岡さんにはぴったりハマるでしょう」(テレビ情報誌の編集者)

 松岡といえば、17年公開の映画「勝手にふるえてろ」で日本アカデミー賞優秀主演女優賞、18年公開の映画「万引き家族」で同賞の優秀助演女優賞を獲得するなど、その演技力の高さは誰もが認めるところだろう。

 役者としてのプロ意識も高い。「Real Sound」(22年9月19日配信)のインタビューでは、「役作りをするうえで意識していること」について、その人物の気持ちやメッセージは原作や脚本の中にあると思っていると発言。演者である自分は、いかにその気持ちやメッセージを取りこぼさずに演じられるか、その役割を務め上げられるか、だと思っていると明かした。俳優として「コマ」に徹しようとする一面も、視聴者が信頼できるところなのだろう。

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オーディションに200回落ちた過去も