相手からの徹底マークは強打者の宿命であり、乗り越えて結果を出し続けることが求められる。

「コンディション不足で体のキレが悪いのもある。昨年あたりから体が一回り大きくなったが、筋肉のみでなく脂肪も付いた。練習、食生活を見直し、今後のプランを再設定してさらなる成長を目指すべき」(ヤクルトOB)

 ヤクルトOBの宮本慎也氏から「アドバイス的に言うとすれば、守備位置が深すぎるんですよ」(5月9日、野球系YouTube『野球いっかん!』)と指摘されたが、守備でも体のキレが不足しているという声もある。

「打球への反応に自信があれは守備位置は浅めになる。村上は体のキレが鈍く反応が遅れがちになるため、守備位置を深めに取っている。宮本氏はシェイプした方が良いと遠回しに言っているのではないでしょうか」(在京球団スコアラー)

「結果が出て知名度が高まればスポンサーなども多くなり、付き合いが増えるのは仕方がない。それでも時間を見つけてバットを振っているのは誰もが知っている。しかしコンディションに関しては普段からの継続的な節制が必要。ここからどうするのか、野球選手としての分岐点」(ヤクルトOB)

「村上様」として日本中が注目するアスリートとなりCMでも多く見かける。女子ゴルファー・原英莉花とのカラオケデートも話題となった。知名度が上がり、誘惑が多い今こそ地に足をつける必要性がありそうだ。

「史上最年少の三冠王になり、推定6億円と言われる年俸も手にした。本出身で野球だけしかやってこなかった20代前半の男だけに、浮つかない方が難しい。ここからが本当に正念場、真のスーパースターになれるかどうか」(ヤクルト担当記者)

「結果が出ていた開幕時から休日返上でバットを振っている。その際も悩んでいるように見えたのは、現状に納得できていなかったからでしょうね。野球への情熱は誰よりもあるので、自分自身で調子を取り戻してさらなる成長をしてくれるはず」(ヤクルト関係者)

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最強打者になるための“正念場”