11月の末から函館で、毎年恒例の「クリスマス・ファンタジー」が開催されています。来場者数50万人(推定)、道外や海外からも多くの観光客が訪れ、函館の西部地区はクリスマス一色でにぎわっています。

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ツリーはカナダから船で運ばれてきた巨大な「もみの木」高さ20mのクリスマスツリーは、遥か遠くカナダのハリファックス市から、18,000kmもの距離を船によって運ばれてきた「もみの木」です。この巨大な「もみの木」が色とりどりのイルミネーションで飾られ、金森赤レンガ倉庫群に面する海に浮かべられています。毎日18時にカウントダウンでツリーが点灯、花火も上がります!!18時の点灯式のスイッチを押すには、抽選で選ばれなければならないのですが、その競争率はかなり高いそうです。ほとんどが函館市内の人ですが、中には本州からの観光客も参加しています。
点灯する人(ほとんどが家族連れ)が、1段高い所で軽くインタビューを受けた後、17時59分30秒くらいから、見物人といっしょにカウントダウンが始まります。「3、2、1、ゼロ!!」。スイッチが押され、ファンファーレとともにツリーが一気に明るくなり、花火が上がります。雪の街が一瞬にしてパーッと明るく華やぐ瞬間で、見物人も一気に盛り上がります。スープバーが13軒、寒い街でもハフハフ温かい~!! スープはどれも1杯500円。今年は9軒の人気店が出店し、スープは13種類。スープといってもどれも具がたっぷり入っているので、けっこうお腹いっぱいになります。飲み物というよりも、立派な食事という感じです。メニューは地元の有機野菜を使ったものが多く、「ホタテとパスタ 道南冬野菜のブイヤベース」、「牛スジとパスタ 道南冬野菜のトスカーナ風」、「八雲産豚バラと4種木の子スープ」などなど、どれもおいしそう。食べ比べする人も多いとか。イルミネーションが美しいツリーの前で、ハフハフ食べたいですね。最終日の25日まで、イベントが盛りだくさん!!歌あり、ダンスあり、タレントによるショーありと、毎日イベントが続きます。
特に22日は、2015年度の北海道新幹線開通を記念して、新幹線H5系のポストカードを配布するそうです(数量限定)。点灯式の後は、旅行商品や新幹線記念入場券セットなどが当たる大抽選会が開催されるので、「テツ」のみなさんは要チェック。
また、最終日の25日は、花火が18時だけでなく20時にも打ち上げられ、深夜までツリーが灯り続けます。光のショーやゴスペル、ダンスステージが行われ、「クリスマス・ファンタジー」がフィナーレを迎えます。
函館の海に浮かぶ大きな大きなクリスマスツリー。闇夜の空がパーッと明るくなるツリーの点灯式。今年は雪の街のクリスマスを体験してみてはいかがですか。