MMDLabo株式会社(本社・東京都渋谷区)は、各メーカーから最新のスマートフォン端末が発表されたのを受けて、「スマートフォンに関するイメージ調査」を実施した。この調査は、20歳以上の男女1251人を対象にして、2014年10月17日から19日にかけて行われたものだ。
調査の内容は、「最新スマートフォン発表時の驚き」、「スマートフォン進化への期待」、「スマートフォンの今後の変化」、「今後のスマートフォンに欲しいこと」の4点に絞ったアンケートが取られている。
「最新スマートフォン発表時の驚き」の項目については、「過去に比べると驚きを感じなくなった」という回答が50.0%。次いで、「過去も現在も驚きをあまり感じたことはない」が19.8%となった。3番目には「よくわからない」が14.7%と続いている。
ガラケーからスマートフォンに乗り換えた当初は、タッチ操作による目新しさや画面の大きさの違いなど、ガラケーとの違いが大きくインパクトがあったものの、今では、多くの人がスマホに乗り換え、しかも最新機種でないと使えない機能などもなくなってきており、目新しさに欠けていることを物語っているといえるのかもしれない。
「スマートフォン進化への期待」という点では、「大いに期待している」(20.2%)と、「期待する」(45.4%)をあわせて、6割以上がスマートフォンの進化に期待を持っている。
また、「スマートフォンの今後の変化」については、「見た目があまり変わらないが機能が進化していくと思う」が46.4%と最も高く、「フィーチャーフォンやスマートフォン以外の全く新しい携帯電話が登場すると思う」が19.7%、「よくわからない」が15.0%と続いている。
これらの結果をまとめると、近年スマートフォンの進化にあまり驚きを感じなくなってきている。その半面、今後もスマートフォンの進化を望むユーザーの期待が表れているといえるだろう。
最後に「今後のスマートフォンに欲しいこと」という項目では、「1ヶ月充電不要なバッテリー」(52.4%)、「歩いていると自動で充電されている」(38.0%)、「充電する際にケーブルが不要」(37.6%)と、多くのユーザーがバッテリー周りについて不満を抱いていることが浮き彫りとなった。続いて、「ダウンロードスピードが速い」(36.9%)、「サクサク使える世界最速のCPU」(33.9%)、という回答が続き、快適な動作を求める意見もあった。
今や、職場や車での移動中にスマートフォンを充電している人や、長時間外出するときに持ち運び充電器を手放せない人は少なくない。本体だけでなく、バッテリー周りも改善され、スマートになってほしいというのが多くのユーザーの願いのようだ。