500種類以上あるテンプレートから、好みのデザインを選べる(株式会社コネクティット提供)
500種類以上あるテンプレートから、好みのデザインを選べる(株式会社コネクティット提供)
この記事の写真をすべて見る
はがきの宛名は、スマホのカメラで撮影したデータを送れば印刷してくれる(株式会社コネクティット提供)
はがきの宛名は、スマホのカメラで撮影したデータを送れば印刷してくれる(株式会社コネクティット提供)

 2014年も残すところ2カ月あまり。そろそろ年賀状の準備を始める人もいることだろう。毎年のこととはいえ、忙しさに追われ、気が付くと年末なのに全く準備ができていない、という経験はないだろうか。年賀状に掛ける時間がなかなか取れない、という忙しい人、または書くのがちょっと面倒、と考える人にぴったりなスマートフォン(スマホ)向けのアプリが登場した。

 株式会社コネクティット(本社:東京都千代田区)は、2014年10月8日、年賀状のデザイン作成や宛名書き、投函までをも一括で申し込めるアプリ「スマホで年賀状 2015」(iOS/Androidとも対応、無料)をリリースした。

 アプリを使って年賀状の文面のレイアウトを作成し、そのデータと宛名のデータを送れば、印刷からはがきの投函までを行ってくれる。文面のレイアウトに使えるテンプレートは500種類以上も用意されているという。料金は1枚78円からで、別途はがき代が必要。

 宛名データを送る方法がユニークで、アプリ上でスマホのカメラを使ってはがきの宛名を撮影し、送信するだけで住所録を作成してくれる「宛名スキャン」という機能がある。撮影データを送ると、翌日にはアプリの「宛先帳」に住所が入力される。

 撮影された写真は、個人情報に配慮し、暗号化などにより安全にデータ化されるという。もちろん、データ化された宛先帳は翌年も活用できる。

 また、住所が分からないソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の友人や、電話番号やメールアドレスしか知らない友人宛ての年賀状も、住所確認を依頼し、相手の住所を知らなくても年賀状を送ることができる。さらに、当日午後3時までに注文すれば、翌日には印刷したはがきを発送してくれるという。

 年内の注文の受け付けは2014年11月1日から開始される。注文や「宛名スキャン」サービスはいずれも、2015年1月15日まで受け付ける。

 そのうちそのうち、と思っているうちに投函期限が迫ってくる年賀状作り。このアプリを使えば、空いた時間にデザインを決めて宛名を撮影し、ささっと注文することができそうだ。元旦を迎えて、自分が出していない相手からの年賀状を受け取ってからでも、スムーズに送れそうなのもうれしい。年賀状作りの頼もしい味方として、チェックしてみてはいかがだろうか。