1960~70年代、独自の作風により一世を風靡したマンガ家、つげ義春。本書は八七年以降休筆状態にある彼の魅力を改めて世に伝えるべく編まれた一冊である。 まずは「ねじ式」「紅い花」など、本書に収められた代表作の短編に注目したい。いずれも原画であり、時代を超えた圧倒的なインパクトがある。初読者のためのQ&Aコーナーはデビュー作以降の歴史を、略年譜はつげ氏の人柄を知る手助けとなるだろう。白眉は何と…
続きを読む
胡蝶は夢なのか 知っておきたい中国故事
1960~70年代、独自の作風により一世を風靡したマンガ家、つげ義春。本書は八七年以降休筆状態にある彼の魅力を改めて世に伝えるべく編まれた一冊である。 まずは「ねじ式」「紅い花」など、本書に収められた代表作の短編に注目したい。いずれも原画であり、時代を超えた圧倒的なインパクトがある。初読者のためのQ&Aコーナーはデビュー作以降の歴史を、略年譜はつげ氏の人柄を知る手助けとなるだろう。白眉は何と…
続きを読む