


顕微鏡のレンズを覗き、そこに広がるミクロの世界に胸を踊らせ、見慣れているはずの物の見慣れない姿にドキドキ・わくわくした経験はないだろうか? 顕微鏡なんて学校の理科の時間に使って以来、全く触れる機会がないなんて人も多いだろうが、久々に顕微鏡の世界を覗いてみるのはいかがだろうか。
株式会社学研ホールディングスのグループ会社、株式会社学研ステイフルが発売した「スマホde顕微鏡」は、スマートフォンを載せるだけで顕微鏡になるという優れもの。2014年9月3日~5日に東京ビッグサイトで開催されたギフトショーで、見事グランプリに輝いた逸品だ。
使い方は簡単で、箱型の本体にスマートフォンを乗せて、スマートフォンのカメラ機能を起動するだけ。3種類の交換レンズで倍率を選択することができ、スマートフォンのデジタルズーム機能を利用すれば約2~10倍、約4~20倍、約16~80倍まで拡大できる。ピント調整もダイヤル式なので、誰でも簡単に操作可能だ。
スマートフォンを利用しているだけに、顕微鏡写真の撮影も簡単。更に、被写体を照らすための照明付きなので野外などでの暗い場所での撮影も可能だ。当然ながら、撮影したものは、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)などに簡単にシェアできるし、微生物の動きなどを記録した動画撮影も可能。
大きさは、高さ130ミリメートル×幅70ミリメートル×奥行き28ミリメートルと持ち運びに便利なコンパクトサイズだ。使用する電池はアルカリ単4電池2本が必要で、別売りとなっている。
顕微鏡で見て面白い被写体は、虫だけに留まらない。普段使っているお札や、料理には欠かせない塩など、何の気なしに使っている身近な物ほど拡大したら新たな発見があるかもしれない。他にも、雪の日にみんなが雪景色の画像をアップしている中、一人だけ結晶の画像をアップしてみる、なんてことも。
スマホde顕微鏡の気になる値段は2500円(税別)とお手頃。ミクロな世界を気軽に覗いて撮影してみたい方は是非お試しあれ。