【ビルボード年間Hot Animation】DAOKO×米津「打上花火」が上半期のアノ曲を抑え首位
【ビルボード年間Hot Animation】DAOKO×米津「打上花火」が上半期のアノ曲を抑え首位

 2018年の年間アニメチャート【Billboard JAPAN HOT ANIMATION of the Year 2018】は、映画『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』の主題歌で、DAOKO×米津玄師の「打上花火」が2年連続の首位を獲得した。
 
 2017年8月21日付の同チャートで初登場首位を飾り、Twitterとダウンロード、ラジオの再生回数でCDのリリースと映画の公開前から求心力を蓄え、その後CDのリリース、ストリーミング、動画の解禁がスタートすると、各指標で他の追随を許さない断トツのポイントを積み上げ、11週連続での同チャート首位を打ち立て2017年下半期からのロング・ヒットを続けている。

 そんな「打上花火」だったが、2018年の上半期同チャートではラジオ、ダウンロード、ルックアップ、Twitterの指標で快進撃を見せた『映画ドラえもん のび太の宝島』主題歌の星野源「ドラえもん」に一度王座を明け渡すこととなった。しかし、動画再生回数とストリーミングの2指標は譲らず、2018年下半期にかけても全くその勢いが衰えを見せなかったことで年間では首位に返り咲き、“聴かれ続けるヒット”の形を証明した。

 そして2位に続いたのは上半期で圧倒的な強さを見せた「ドラえもん」がチャートイン。「ドラえもん」は映画とのタイアップが決定した直後の1月29日付同チャートでTwitter1位となったことをきっかけにポイントを伸ばし続け、3月12日付チャートの集計では、ラジオ、セールス、ダウンロード、ルックアップ(CDのPC読み取り回数)、Twitter、動画再生、ストリーミングといった“Hot Animation”構成するすべての指標で文句なしの首位を獲得した。その後下半期で落ち着きを見せ、年間チャートでは「打上花火」に惜しくも一歩及ばずの結果となったが、エアプレイ、ダウンロード、ルックアップ、Twitterの4指標で堂々の1位を獲得している。

 上位をはじめ、TOP10は上半期からのロングヒット曲が半分以上を占めている中、6位に菅田将暉「ロングホープ・フィリア」(映画「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE -2人の英雄-」主題歌)、8位にジェジュン「Defiance」(TBS系アニメ『ゾイドワイルド』オープニング・テーマ)、9位にLiSA「ADAMAS」(TVアニメ『ソードアート・オンライン アリシゼーション』オープニング・テーマ)がチャートイン。「ロングホープ・フィリア」はストリーミング4位、ルックアップ6位、動画再生回数7位とデジタル/フィジカル指標共にバランス良くポイントを積み上げている。また、「Defiance」はCDリリース前からTwitterで高いポイントを記録しており、アニメで音源が初オンエアされた際やジェジュンのメディア露出など、話題性との相乗効果でポイントをキープしTwitterの指標では「ドラえもん」に次いで2位を獲得し、セールスでも6位と健闘を見せた。もう一方の「ADAMAS」は、まだ実はCDリリースはされていない。にもかかわらず10月の先行ダウンロード以降、同指標でTOP10を守り切ったうえにTwitterでも6位を獲得した。このように、それぞれの得意とする指標を武器にした様々なチャート・アクションが見られた年間チャートだった。

◎【Billboard JAPAN Hot Animation of the Year 2018】トップ10
1位「打上花火」DAOKO × 米津玄師
2位「ドラえもん」星野源
3位「ピースサイン」米津玄師
4位「Topaz Love」KinKi Kids
5位「零 -ZERO-」福山雅治
6位「ロングホープ・フィリア」菅田将暉
7位「ファンファーレ」sumika
8位「Defiance」ジェジュン
9位「ADAMAS」LiSA
10位「ODD FUTURE」UVERworld

集計期間:2017年11月27日(月)~2018年11月25日(日)