一方で、テクノロジー化が進むからこそ、人の価値が上がると分析する。
「飲食店でも、ロボットが配膳したり人工音声が接客する店が増えてきました。そうなれば、アナログな接点を求めて人の接客がある店を求める動きは出てくると思います」
そのときにはすでに人の接客は“贅沢品”になっているかもしれない。三浦さんは言う。
「人間がやると結局、人件費がかかる。これまではお金がない人も焼き鳥屋なんかに行けば人間が相手をしてくれたけど、これからは人にサービスしてもらうっていうのが、贅沢になるでしょう」
(編集部・福井しほ)
※AERA 2023年3月20日号より抜粋