アクセル・ローズ、トランプ陣営によるガンズ楽曲使用に不快感「バンドとしての立場を明確に」
アクセル・ローズ、トランプ陣営によるガンズ楽曲使用に不快感「バンドとしての立場を明確に」

 ガンズ・アンド・ローゼズのアクセル・ローズが、トランプ米大統領が支持者集会などでバンドの楽曲を勝手に使用していることへの不快感をあらわにし、政権を批判するツイートを連投した。
アクセル・ローズによる投稿

 中間選挙が2日後に迫った2018年11月4日、トランプ陣営によるガンズの「スウィート・チャイルド・オブ・マイン」の使用についてアクセルは、「一応言っとくけど、政治イベントで許可なく楽曲を使われることに反対しているほかの多くのアーティスト同様、ガンズは自分たちの楽曲をトランプの集会やトランプ関連のイベントで使用しないでほしいと正式に申し入れている」とつぶやき、「残念ながらトランプ陣営は、もともとこういう意気地のない政治利用をすることは想定されていなかった、さまざまな会場の包括的なパフォーマンス・ライセンスの抜け穴を利用し、ソングライターの許可なく(楽曲を使用している)。みんな、“最低野郎ども”って言ってごらん!」と続けた。

 アクセルはさらに、「個人的には、トランプ支持者たちが反トランプ音楽を集会で聴いてるっつー皮肉が面白かったんだけど、奴らの多くはそんなことわかってないだろうし、気にもしてないだろう」と綴り、「で、多くの人が“スウィート・チャイルド(・オブ・マイン)”が集会で使われてるのをニュースで見たり/聞いたりするたびにうちの電話がパンクするような状況になるとね……バンドとしての立場を明確にしておいた方がいいと思ったんだ」と説明している。

 彼は現地時間の日曜日の夜にトランプ政権に対する見解も投稿した。「俺の考えとしては、ガンズの曲をどんな理由で誰が楽しもうがご自由にって感じだし、“自分のファンは選べない”って言葉にも一理あるから俺たちは納得もしている」と前置きしつつ、「そうは言っても、個人的な意見としては、トランプ政権と連邦議会の共和党議員の大多数、そして自分の計略のために奴を支持する支援者どもは、この国に害を及ぼしていると思う」と彼は述べている。

 アクセルは、「真実、倫理、道徳、共感への敬意がないまま、何でも言い、何でもする人物がホワイトハウスにいる。奴は本物を偽物と言い、偽物を本物と言う」とつぶやき、「四六時中まき散らかしている怒りと恨みを糧に、権力のためなら手段を選ばず、自分の思いどおりにならないことは不公平だと常に泣き言ばかり言う」と綴っている。

 最後に彼は、「アメリカに住む俺らのほとんどが、自分の人生でこれほどまで下品なものを経験したことがない。国民として目を覚まし、この愚かなことを終わらせなければ、時間の経過とともに俺たち全員がひどい報いを確実に受けることになるだろう」と警鐘を鳴らしている。

◎アクセル・ローズによる投稿
https://twitter.com/axlrose/status/1058993598656638976
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