『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』オールデン・エアエンライク初来日インタビュー、共演ドナルド・グローヴァーとの共通点を明かす「実は僕たち…」
『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』オールデン・エアエンライク初来日インタビュー、共演ドナルド・グローヴァーとの共通点を明かす「実は僕たち…」

 2018年6月29日より公開される映画『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』で、主人公ハン・ソロを演じたオールデン・エアエンライクが初来日を果たし、作品の見どころを語ってくれた。

 スター・ウォーズ・ファンが首を長くして待っていた最新作では、歴代シリーズで断トツの人気を誇るハン・ソロの若き日を描いている。ハリソン・フォードが作り上げたヒーロー像をきちんと引き継ぎながら、新しい面も存分に表現しているのは、アメリカ出身のオールデン・エアエンライクだ。何とも珍しい苗字のオールデンだが、フランシス・フォード・コッポラ監督やウディ・アレン監督、コーエン兄弟監督の作品で着々とキャリアを積み、本作の主演抜擢で本格的な大ブレイクが期待されている。

 オールデン曰く本作は「一人の人間の成長の物語なんだ。今までは、どちらかというと、“善vs悪”が描かれてきたけれど、本作に関しては“誰がいいやつで、誰を信用するべきなのか?”が描かれている。それに、これまでの作品よりもコメディ要素が多めで、ジョークや笑ってしまうシーンがたくさんあるんだ」と語る。彼の言う通り、ハン・ソロの相棒チューバッカとの出会いのシーンや、シリアスな場面でのハン・ソロの言動には、クスっと笑ってしまうことだろう。

 本作はチューバッカに加えドナルド・グローヴァー演じるランド・カルリジアンとの関係も描かれている。ランドは、『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』、『~ エピソード6/ジェダイの帰還』に登場する悪名高きギャンブラーで、本作ではどのようにしてハン・ソロとランドが出会い、そして彼の愛機ミレニアム・ファルコン号がソロの手に渡るのかが描かれる。ドナルドと言えば、チャイルディッシュ・ガンビーノの名前で発表した「This Is America」の爆発ヒットが記憶に新しい。23歳の若さで長寿コメディ番組『30 ROCK』の脚本家に抜擢され、ドラマ『アトランタ』では主演・脚本で【エミー賞】を受賞するという、マルチタレントだ。ドナルドについて聞くと、オールデンは目を輝かせて、「彼との共演はすごく楽しかった。才能に溢れてて、革新的で、それに一緒にいて面白い人で、オーディションの時に会って、すぐに仲良くなったんだ。実は母校が同じニューヨーク大学で、共通の知人がいるんだよ」と答えてくれた。

 今の音楽の最先端を行くドナルドと一体、どんな音楽の話をしたのだろうか? 「彼と僕の音楽の好みは真逆で、彼はもっとコンテンポラリーで、クールな音楽を聴いていることが分かったんだ。僕はカントリーとかオールド・クラシックが好きで、ウィリー・ネルソンとかウェイロン・ジェニングス、ニール・ヤング、ボブ・ディラン辺りをよく聴いているよ」と、28歳にしては、かなり渋めの音楽を聴いているようだ。ちなみに、ドナルドは、リリースの数か月前に、キャストだけに「This Is America」を聴かせてくれたようで、オールデンもそのラッキーな一人に含まれている。ドナルドほか、メインキャストとの撮影はどれも楽しい経験だったと語るオールデンは、中でも彼らが一同に集うコックピットのシーンがお気に入りのようだ。若きハン・ソロが繰り広げる大冒険は、どんな波乱と興奮に満ちているのか? 映画『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』は2018年6月29日より公開。

Text & Photo by Mariko Ikitake

◎公開情報
『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』
2018年6月29日(金)より、全国公開
監督:ロン・ハワード
出演:オールデン・エアエンライク、ウディ・ハレルソン、エミリア・クラーク、ドナルド・グローヴァー、ヨーナス・スオタモほか
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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