本書は時代小説の新しい書き手の登龍門として、年々評価を高めつつある朝日時代小説大賞第五回受賞作である。

12月号<br>文芸評論家 菊池仁 Kikuchi Megumi<br>奇想天外な着想と、波瀾万丈の物語を予感させるの続きを読む