『4月21日はなんの日?』世界中が“紫の雨”に染まった、プリンスの死から1年
『4月21日はなんの日?』世界中が“紫の雨”に染まった、プリンスの死から1年

 4月21日はプリンスの命日。音楽シーンにおいて唯一無二の存在感を誇ったスターの早すぎる死から1年が経過した。

 2016年4月21日朝、ミネソタ州にある自宅で亡くなっているところを発見されたプリンス。あまりにショッキングなニュースによって、世界が悲しみの紫色に染まったのは今も記憶に新しい。全米ビルボードチャートにおいては、プリンスの死を受けベスト盤『ザ・ベリー・ベスト・オブ・プリンス』が1位、代表作『パープル・レイン』が2位、ほかにも6位に『ザ・ヒッツ&Bサイド』など計8作品がチャートインを果たすなど、改めてプリンスの音楽に思いを馳せるリスナーが多いことを証明する結果に。最近では、2月に『パープル・レイン』やベスト盤などワーナー所有のプリンス作品が主要ストリーミングサービス(Apple Music、Spotify、Google Play Musicなど)で解禁となったことも大きな話題となった。

 この1年、プリンスと親交のあったミュージシャンや彼の音楽や存在そのものに影響を受けたフォロワーたちによって、数々の追悼パフォーマンスがおこなわれてきた。2017年に入ってからも2月の【第59回グラミー賞授賞式】ではブルーノ・マーズとザ・タイムが、そして4月7日にはロックの殿堂の式典でレニー・クラヴィッツもプリンスに捧げるパフォーマンスをおこなっている。また、日本でも3月末~4月初旬にプリンス・バンドの参加メンバーが集うザ・ニュー・パワー・ジェネレーションによるトリビュート・ライブ・ツアーがおこなわれたばかりだ。

 プリンスの一周忌前後の4月20日から23日まで、アメリカ・ミネソタ州ミネアポリス郊外にあるプリンスの自宅兼スタジオで現在は一般公開されているペイズリー・パークにて【Celebration 2017】が開催され、ザ・レヴォリューション、モリス・デイ&ザ・タイム、ザ・ニュー・パワー・ジェネレーションらプリンスゆかりのアーティストたちが追悼パフォーマンスをおこなう予定。世界中から多くのファンが集うことになりそうだ。