インターネットを間におけば、地球のすみずみまでアクセスができる時代だ。あらゆる場所から日々発信される世界の「画像」は、それこそ累々とした数にのぼる。しかしそこには、何らかの「リアル」がかけているような気もする。その一方で、五感で覚えた感動をフィルムに刻み、現像とプリントというプロセスを通じて写真を発表し続けてようという写真家たちの動きには、やはり注目していきたい。
東京・六本木のフジフイルム スクエアで開催されている「旅する惑星」展は、デジタル全盛の時代にあえてフィルムを使い、旅を続けようとする写真家たちにスポットを当てた企画展だ。若い世代の写真家たちが独自の視点でとらえた世界各地の自然や街、人々の写真を約70点の大きな銀塩プリントで紹介している。出展作家は稲岡亜里子、在本彌生、谷口京、田尾沙織、宮本武、石井孝典ほか。
なお、関連イベントとして、9月21日 には「TRANSIT TALK LIVE~なぜ旅をするのか? なぜ銀塩でとるのか?~」が開催される。出展作家やゲストを迎えるトークイベントで、事前予約が必要。
■「旅する惑星」
会場:フジフイルム スクエア
開催期間:2013年9月6日~2013年9月25日
住所:東京都港区赤坂9-7-3 東京ミッドタウン・ウェスト
営業時間:10時~19時まで
TEL:03-6271-3350
最寄り駅:六本木
■関連イベント
「TRANSIT TALK LIVE~なぜ旅をするのか? なぜ銀塩で撮るのか?~」
第1部:14時~15時45分
1:「尾原史和×中川正子」--フイルムとデジタルの境界線
2:「在本彌生×兵藤育子」--旅写真の捉え方
3:「田尾沙織」--6×6(スクエア)フォーマットの世界
第2部16時~17時45分
4:「石井孝典(他)」--ポートレイトを撮り続ける意味
5:「林紗代香(BIRD編集長)×稲岡亜里子」--番外編:Life's a Journey
会場:フジフイルム スクエア 2F
開催日時:2013年9月21日 14時~17時45分
司会:TRANSIT編集長 加藤直徳
ゲスト:尾原史和(soup design)/在本彌生/田尾沙織/石井孝典/稲岡亜里子 ほか
入場料:無料
定員:150名(事前受付制)
参加申込:電話(03-6271-3350)もしくはフジフイルム スクエア受付にて。
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