(写真:WEB本の雑誌)
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 8月3日、茅ヶ崎のサザンビーチカフェで、モデルの長谷川理恵さんとブックディレクターの幅允孝さんのトークイベントが開催された。同イベントは、電子書籍共通配信プラットフォーム提供会社のブックリスタが行なう電子書籍フェア「BOOK FESTA 2013 summer」の一環として企画。海に面したサザンビーチカフェで、茅ヶ崎にゆかりのある長谷川さんの読書スタイルや、読書と美の関係についてうかがった。



 年間300冊を読む読書家の長谷川さんが本を読み始めるようになったのは10年ほど前。日本初のヨーガ行者・中村天風さんの本に出会ったのがきっかけ。「読書は趣味ではなくて、私にとって生きるための必需品」と著書『朝リーディング』(2006年・ダイヤモンド)にもあるように、独自の読書スタイルを披露した。



 「1日のスイッチを入れるため、毎朝お風呂に入りながら読書をするのが習慣になっています。せっかく読むなら、何かを吸収できるような内容を。お風呂の前に積み上げていて、5冊ほどお風呂に持って入ります」(長谷川さん)



 さらに、「読書をしているという感覚はなく、ふっと心に残るものだけを読んでいる」という長谷川さんに対し、「本は食べ物と一緒で、お肉が食べたいときもあれば、さっぱりしたもので結構ですというときもある。最初のひと文字から、最後のひと文字まで読んでこそわかることがあると思う一方で、本に書いてあるひとつの文章や文字でもいいから、心にぐっとくるものがあればそれだけで意味がある」と幅さん。



 また、この日は移動式本屋として話題を集める「BOOK TRUCK」が1日だけ茅ヶ崎に出店。二人は1日だけのスペシャル店員を務め、参加者と本にまつわる会話を楽しんだ。



【関連リンク】

BOOK FESTA 2013 summer

http://www.booklista.co.jp/index.php/bookfesta/2013summer