今や国民病といわれる糖尿病は、ほんの100年前までは死に至る不治の病だった。インスリンを発見した科学者たちの苦闘と、最初にインスリン注射を受けた患者の一人、エリザベスの壮絶な闘病の物語を、実話を基に描く。 エリザベスは11歳で若年性糖尿病を発症、当時の治療は極限まで食事を減らす飢餓療法のみ。14歳の時には体重22キロ、骨と皮ばかりになっていた。あまりの凄惨さに糖尿病の本当の恐ろしさを思い知ら…

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