「子どもには100の言葉がある(中略)けれど99は奪われる。学校や文化が頭と体をバラバラにする」 これは、子どもたちの創造性を育む幼児教育法として世界的に評価されている「レッジョ・エミリア保育」の創設者の1人、マラグッツィの詩の一部だ。その詩から表題を取った本書は、写真や絵をふんだんに使い、その幼児教育の実際の現場を詳しく紹介した1冊である。レッジョ・エミリアは北イタリアの小さな町。第二次大…

続きを読む