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九州北部は5月から雨が少ない状態が続いています。この先も、しばらくまとまった雨はなく、梅雨入りが平年(6月5日頃)よりかなり遅れそうです。

5月からの雨量

今週、九州北部は季節が後戻りし、6月とは思えない気持ちのよい青空が広がっています。
九州北部は5月以降、雨が降る日が少なくなっており、5月1日から6月10日までの雨量は、福岡市64.0ミリ、佐賀市73.0ミリです。同じ時期の平年と比較すると、福岡市は平年の35%、佐賀市はわずか28%など、九州北部はたいへん雨が少なくなっている地域があります。6月11日09現在、ダムの貯水率は、福岡県江川ダムは37.3%、佐賀県の嘉瀬川ダムで23.0%と少なくなっています。
6月に入り田植えの準備がすすめられており、農家の方たちにとってはまとまった雨が待たれます。

梅雨空はいつから?

今週の14日(金)から15日(土)は、前線を伴った低気圧が九州の南海上から本州南岸付近を通る見込みです。このため、九州北部は一時雨が降る可能性がありますが、前線や低気圧は九州北部からやや離れて通るため、雨量は10ミリ前後に留まりそうです。低気圧がさらに南に離れて通れば、雨は降らずじまいの可能性もあります。
来週の後半になると、太平洋高気圧の勢力が幾分強まってくるため、前線も北上傾向となり、九州北部も次第に曇りや雨の日が増えてくるでしょう。
水不足が心配される一方、大雨への備えも忘れないでおきたいものです。